「はじまりのみち」という映画を見てきた。
監督はクレヨンしんちゃんとかを作ってきた原恵一という人で、これが実写の初だって。
なんだか市川準を見たくなってきた。
木下恵介生誕100周年のアイコンがレインボーカラーだって知った。
「カルメン故郷に帰る」が一番ゲイっぽいと思うけど、基本的に彼の映画はどれも人間性がとても強い。
うまく言えないけれど、ゲイっぽい優しさとか強さなんだけど、それこそが人間的で、
陰陽のマークの白の中の黒とか、黒の中の白みたいな感じを感じる。
作品の中で加瀬亮扮する木下惠介は「自分の息子に立派に死んで来いなんて言う母親はいない!」と断言する。
なんだかそれにとてもドキドキしてしまった。
あと「陸軍」の息子を戦地に見送る母親のシーンで泣いている人、多かった。
木下の映画はどれも臭くて、人がよく走っている、政治的ですらある。
現実に対して「〜なんだよ!」っていう感じがある。
蛇足ですが、宮﨑あおいの吉永小百合感を補足する感じもあった。
とにかくいい映画だったよ!
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